普段から停電対策として、何をしていますか?
停電対策としては、準備するもの、普段からできることがあります。
もし準備や対策が不十分だとしたら、停電解消まで耐えられるでしょうか?
この記事では、停電のメカニズムや復旧までに日数、対策として準備するものを知ることができます。
最後におすすめの停電対策として、対策したい容量を満たすポータブル電源をご紹介します。
停電対策は今流行りのポータブル電源で安心
停電の復旧まで2日かかる
停電発生のメカニズム
- 自宅で電気を使いすぎた
- 鳥の巣や樹木の接触
- 点検保守などの計画停電
- 災害による停電
電化製品などを使いすぎた場合、ブレーカーが落ちて自宅が停電になります。
使用している電化製品を制限して、使用量を調整しましょう。
頻発する場合は、漏電の可能性もあります。すぐに電力会社に連絡しましょう。
鳥の巣や樹木の接触が原因の場合は、個人ではどうしようもありません。
電柱の番号等をメモして電力会社へ連絡してください。
電柱に連絡先が記載されていることもあります。
点検保守などの計画停電の場合は、日中のみで復旧時間も事前に連絡があります。
災害による停電は、どの程度のエリアで復旧の見込みがわかりません。
以下に停電の対策やグッズをご紹介します。
停電は1~2日で解消される
経済産業省資源エネルギー庁の記事によると、電柱折損による停電復旧は約4時間、地上機器損壊による停電復旧は約6~9時間とされています。
災害の場合でも1~2日でほとんどの地域で停電が解消し、想定外の災害でも3~5日で解消されます。
家庭での停電対策は、2日間電気がなくても過ごすことができるようにしておかなくてはいけません。
二次的災害を防止せよ
停電が復旧しても気をつけなければいけないことがあります。
二次的災害の防止です。
二次的災害とは、『ある災害が起こった後に、それがもとになって起こる別の災害。』のことで、停電による二次的災害は通電火災が代表例です。
通電火災とは、停電が復旧後に漏電や倒壊・転倒が原因となり発生する火災です。
例えば、電気機器が転倒し可燃物に接触している状態で電気が復旧してしまい、火災になってしまいます。阪神淡路大震災では、多くの通電火災が発生してしまいました。
対策については後に詳しく取り上げます。
特に災害での停電では、電気による二次的災害(通電火災)を起こさないようにしなくてはいけません。
停電でみんなが困ると思っていること
日本トレンドリサーチでは、停電で困ることについて調査をした結果が次のとおりです。
1位は冷蔵庫が使えない
2位は冷暖房が使えない
3位は照明器具が使えないでした。
停電の際に、災害対策・準備をしていなくて後悔したことではこんな回答もありました。
日本トレンドリサーチHPより引用
- 懐中電灯の電池。いざ懐中電灯を使おうと思ったら、電池切れで使えなかった。(40代・女性)
- モバイルバッテリーの充電が不足だった。(50代・男性)
- クーラーボックスと氷。冷蔵庫が使えなくなって食品が傷んでしまった。(30代・女性)
- 夏の台風での停電だったのでかなり蒸し暑く辛かった。バッテリーまたは蓄電式の冷房器具があれば良かったと思った。(50代・女性)
- やかん(電気ポットしかないとお湯が沸かせない)、石油ストーブ(ファンヒーターが使えない)。(50代・女性)
- できれば懐中電灯でなくランタンのようなものが欲しかった。(60代・男性)
停電対策
停電対策はどんなことをしたらよいのでしょうか?
実は、停電対策をしているつもりでも今の対策では足りていない?
停電対策ではどんなことが必要なのかを、防災士の目線でお伝えします。
用意したいもの
- 防災グッズ
- 乾電池
- ラジオ
- ランタン
- ポータブル電源/発電機
防災グッズは、非常用として持ち出ししやすいようにリュックサックタイプのものが販売されています。
何を準備したらよいかわからない人、何も準備していない人にはおすすめのものです。
乾電池は、普段からストックしてある方もおおいのではないでしょうか。
「単3はあるのに、単2が足りない」なんて声も聞いたことがあります。
使用したい製品が2~3日程度使えるように多少多めにストックするのが良いです。
ラジオは災害時の情報源として準備しておきたいです。
携帯アプリでもラジオを聞くことができますが、ラジオ本体として持っておきましょう。
文字や映像ではないので、ラジオは巻き戻しができません。
普段からラジオを聞いて、耳をラジオに慣らしておくことも重要です。
ランタンは、光の確保としてとても重要です。
暗さは不安を募らせます。
可能であれば、複数のランタンを準備しておきたいです。
ポータブル電源や発電機は、一家に一台持っておきたいものです。
携帯電話をはじめ、今や電気を必要とするものばかりです。
家族がいる方にはおすすめしたいものです。
普段からできること
- 室内に足元灯を設置する
- 電化製品がない想定をする
- 冷暖房グッズを見直す
突然の停電では足元が見えず、落下物などを踏んでしまうおそれがあります。
割れたガラスの破片や段差がある場合、足元が見えないと怪我をしてしまいます。
蓄光テープなどで簡易的に対策することも効果があります。
電化製品がない想定で生活することは、効果のある停電対策です。
普段からどの程度の電化製品を使っているのかがわかり、もしもの時に何が必要かがわかります。
半日・1日程度、電気を使わない生活をしてみると新しい発見があります。
冷暖房グッズを見直すことは、夏や冬の停電対策となります。
夏ならうちわ、冬ならホッカイロなどの準備はできていますか?
電気がなくても大丈夫なものを準備しておきましょう。
停電になったらやること
- 電化製品のコンセントを抜く
- ブレーカーを落とす
- 冷蔵庫などをなるべく開けない
- 電気を共有節約する
コンセントを抜くこととブレーカーを落とすことは、電化製品の故障を防止することにもなります。
通電火災の予防にもなりますので、停電したら電化製品のコンセントを抜きましょう。
冷蔵庫は、なるべく開けないようにしましょう。
パナソニックのサイトによると、冷蔵庫が冷えを保つ目安は2~3時間です。
保冷剤や凍らせたペットボトルを冷蔵庫の上の棚におくことで多少の対策ができます。
電気を共有することで停電をしのぐことができます。
ろうそくではなくランタンを複数用意しておくと安心です。
電源確保グッズ
ポータブル電源
ポータブル電源は、災害時の停電でも数日間を過ごすことが可能です。
ファミリーキャンプで使用できるくらいの容量のポータブル電源でソーラーパネル充電があると安心です。
例えば、Jackery1000(定格出力1000W)程度がおすすめです。
災害時に一般の避難所には行きづらいなら要チェック
発電機
家庭用発電機は、ガソリンを使用したものが主流です。
ポータブル電源に比べて出力が大きくなりますが、ガソリン燃料の入手が困難になることが想定されます。
バッテリー
モバイルバッテリーを持っていると、携帯電話の充電は心配ありません。
災害時は携帯電話が使えなくなることが精神的なストレスになります。
電源確保グッズの初級編として、モバイルバッテリーの購入をおすすめします。
ポータブル電源で復旧までの2日を乗り切ろう
災害時の停電は、1~2日でほとんどの地域で解消されます。
停電対策としては、この2日間を乗り切る必要があります。
- 用意したいもの・・・・・・・防災グッズ、ランタン、ポータブル電源/発電機など
- 普段からできること・・・・・足元灯の設置、電化製品がないことを想定するなど
- 停電になったらやること・・・コンセントを抜く、ブレーカーを落とすなど
電気は災害時で最も困ることの代表例です。
普段から電化製品がないことを想定した上で、ポータブル電源や発電機などをしっかりと準備しておきましょう。
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