知らないでは済まないたこ足配線の危険性。
そのまま使用していると火災になる可能性もあります。
防災士と電気工事士の両方の資格者である私の目線で解説をしていきます。
この記事ではたこ足配線の危険性を知り、たこ足配線の対策や解消方法がわかります。
たこ足配線の解決策はこれ!ポタ電は無限の長さの延長コード
たこ足配線が危険な理由
何となくたこ足配線がダメだとわかっていても、やってしまっていませんか?
ここでは、なぜたこ足配線が危険なのか、しっかりと理由をお伝えします。
火災の原因となる
使用できる電力容量をオーバーしている
使っている延長コードの容量を把握しているでしょうか?
延長コードには、容量の記載があります。(私が使用しているものは1500Wと表記がありました)
この場合、1500Wまで大丈夫ですので1500Wを超えないように注意する必要があります。
容量を超えて使用すると発熱し、発火の恐れがあります。
私がこの延長コードで使用する家電は次のものがあります。
デスクトップパソコン | 150W~300W |
ノートパソコン | 50W~120W |
扇風機 | 50W~60W |
セラミックファンヒーター | 600W~1200W |
デロンギ | 300W~1500W |
1500Wを超えないようにしなくてはいけないので、デロンギを使用した場合は最大熱量にすると他の家電が同時に使用できません。
普段はセラミックファンヒーターを『弱』で使用し、パソコンと併用しています。
ほこりが溜まってしまう
トラッキング現象といい、コンセントとプラグの間にほこりが溜まってしまい、ほこりが湿気を含んで漏電し発火する現象があります。
今使っているコンセントや延長コードを確認してみてください。
ほこりがたまっていませんか?
こまめに掃除をするようにしましょう。
コードやプラグが破損する
古いコードを使っていたり、家具などで踏んでしまい破損することがあります。
コードやプラグが破損すると、漏電や発火の原因となります。
部屋の隅にあるコンセントは特に劣化に気がつくことが難しいです。
先述のトラッキング現象も起こりやすくなってしまいますので、注意が必要です。
容量を知らないで使っている
普段使っている延長コードなど、使用可能な容量を把握しているでしょうか?
例えば、延長コードは3口あるから容量を気にせず3口全てを使うことがありませんか?
この使い方をすると、容量をオーバーしているかもしれません。
延長コードの容量を把握すること、使用する電化製品の消費電力を把握することが防災の第一歩です。
たこ足配線かも、危険度チェック
たこ足配線が危険であることがわかりました。
次に、自宅での使い方に危険があるかチェックしてみましょう。
チェックリスト
以下のチェックリストを確認してみましょう。
該当する個数を数えてください。
□ 使用している電化製品の容量を知らない
□ 使用している電源タップの容量を知らない
□ 電源タップの掃除をしていない
□ 電源タップを5年以上使っている
□ コードを束ねたまま使っている
□ コードが家具や机の下敷きになっている
□ プラグがしっかりとささっていない状態で使っている
完璧です!:0個
たこ足配線の対策は完璧です!
防災の意識が非常に高いと推測されるので、引き続き正しい使い方をしていきましょう。
要注意!:1~4個
油断は禁物です。
チェックした部分を重点的に気をつけるようにしましょう。
今すぐ改善!:5個以上
たこ足配線での火災になる原因が複数あります。
以下に解消する方法を記載しますので、すぐに取り組んでください。
たこ足配線を解消する方法
危険度チェックリストで5個以上チェックがあった方は、今すぐ解消方法を試してみましょう。
使用する電化製品を減らす(同時に使用しない)
壁のコンセントや延長コードには複数の差込口があります。
使用する電化製品の消費電力によっては、1つの電化製品で容量オーバーとなってしまいます。
消費電力をしっかりと確認して、容量オーバーにならないようにしましょう。
どうしても差込口が足りない場合は、同時に電化製品を使用しないようにしましょう。
コンセントを増やす
コンセントの差込口を増設することは、たこ足配線の対策になります。
ただし、延長コードを連結したり、1500Wの3口電源タップを1500Wの5口電源タップに変えたりすることは解決策になりません。
容量オーバーの場合は、解決策にならないので注意しましょう。
ポータブル電源を使う
コンセントを増やすことと同じ対応策です。
たこ足配線の原因は、使用する電化製品の数とコンセントの数が合っていないことです。
ポータブル電源を準備することで、物理的にコンセント数を増やすことができます。
ポータブル電源であれば、コンセントを持って移動できるので電化製品の使用場所を選びません。
広い部屋や庭先でも使用可能なので、延長コードの必要がなくなります。
安全性を考えるとポータブル電源が最適解
たこ足配線は、火災の原因となり非常に危険です。
チェックリストで自分がどのくらい危険な状態なのか確認しました。
複数チェックがあった場合は、早急に対応策に取り組んでください。
たこ足配線の対応策で一番おすすめは、「ポータブル電源を使う」です。
ポータブル電源は、コンセントを移動するのと同じで電化製品の使用場所を選びません。
延長コードがたこ足配線になっている場合は、ポータブル電源が最適解と言えます。
たこ足配線の対策になり、防災の1つとしても注目されているポータブル電源をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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