ポータブル電源って高価なものなので、やっぱり長持ちさせたいですよね?
高い買い物をしても寿命が短いと、損をした気分になります。
メーカーの保証期間も気なる部分です。
この記事では、ポータブル電源を選ぶ基準の1つでもある「バッテリーの寿命」について注目し、寿命と保証期間で比較します。
バッテリーの種類は「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用していると長寿命になります。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、通常のバッテリーの5~6倍程度寿命が長くなります。
この記事でわかることは次の通りです。
※比較表をすぐに確認したい方は、こちら。
長持ちするポータブル電源は「リン酸鉄リチウムイオン電池」
ポータブル電源の電池タイプは主に3つある
ポータブル電源は、大きくわけて電池の種類が3種類あります。
電池タイプ | 概要 |
---|---|
三元系リチウムイオン電池 | 高エネルギー密度を持ち、軽量でコンパクトな設計が可能です。多くのモバイルデバイスや電動ツールに使用されています。しかし、高温下での安全性に課題があるため、冷却システムが必要な場合があります。 |
リチウムポリマー電池 | 薄型で柔軟な形状が可能なため、スマートフォンやタブレットなどのデバイスに適しています。エネルギー密度は三元系リチウムイオン電池よりもやや低いが、形状の自由度が高いのが特長です。 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 | 安全性が高く、長寿命であるという特性を持っています。大型のエネルギー貯蔵システムや電動車に適しており、過充電や過放電に対する耐性も高いです。 |
リン酸鉄リチウムイオン電池のメリット・デメリット
3つの中で寿命が長いものがリン酸鉄リチウムイオン電池です。
長寿命で安全性が高いことが注目されている理由です。
リン酸鉄リチウムイオン電池のメリットは、次のとおりです。
- 長寿命:サイクル数が一般的なリチウムイオン電池は約500回に対して、約2000回であり約4倍寿命が長くなります。
- 安全性が高い:熱や衝撃に対する耐性が高く、発火や爆発のリスクが低くなります。
- 自己放電が起こりにくい:保存時の電力損失が少なく、長期間の保存に適しています。
- 環境への影響が少ない:有害な化学物質の使用が少なく、リサイクルも容易であるため、環境負荷が低くなります。
反対にデメリットとして、高品質な材料が必要となるため製造コストは高くなってしまいます。
寿命の比較
バッテリーの寿命は、「充放電サイクル」で表されます。
充電・放電を1回のサイクルとしてカウントします。
寿命回数がくるとすぐに使えなくなることはありません。
蓄電できる容量が減ったり、充電の時間が長くなったりして使い勝手が悪くなります。
種別 | 放電サイクルの目安 | 3日に1回充放電した場合の寿命 |
三元系リチウムイオン電池 | 約800回 | 6.57年 |
リチウムポリマー電池 | 約500回 | 4.1年 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 | 2000~4000回 | 24.65年 |
計算式は、放電サイクル×3日÷365日=寿命 で計算しています。
同じペースで使用しても、これだけ寿命が変わってきます。
リン酸鉄リチウムイオン電池の21商品比較表
今回、調査した「リン酸鉄リチウムイオン電池」のポータブル電源の21商品は次の通りです。
商品名 | 充放電サイクル | 容量 | 定格出力 |
EcoFlow DELTA Pro | 3500回 | 3600Wh | 3000W |
EcoFlow DELTA2 | 3000回 | 1024Wh | 1500W |
EcoFlow RIVER 2 Max | 3000回 | 512Wh | 500W |
EcoFlow RIVER 2 | 3000回 | 256Wh | 300W |
BLUETTI EB200P | 3500回 | 2048Wh | 2200W |
BLUETTI AC200MAX | 3500回 | 2048Wh | 2200W |
BLUETTI AC200P | 3500回 | 2000Wh | 2000W |
BLUETTI EB70S | 2500回 | 716Wh | 800W |
BLUETTI EB55 | 2500回 | 537Wh | 700W |
BLUETTI EB3A | 2500回 | 268.8Wh | 600W |
Anker 757 | 3000回 | 1229Wh | 1500W |
Anker 521 | 3000回 | 256Wh | 200W |
Coleman CLM-TL119K | 2000回 | 1485Wh | 1400W |
Coleman CLM-TL117K | 2000回 | 614Wh | 600W |
Evopow 1000 | 3000回 | 940Wh | 1000W |
Evopow 600 | 3000回 | 515Wh | 600W |
FOSSiBOT F2400 | 3500回 | 2048Wh | 2400W |
EENOUR P2001 | 3500回 | 2000Wh | 2000W |
MUSTTOOL CYGNUS 1500 | 2000回 | 1408Wh | 1500W |
アイリスオーヤマ×BLUETTI | 2500回 | 716Wh | 700W |
VTOMAN 600 | 3100回 | 640Wh | 600W |
リン酸鉄で長持ちするポータブル電源の容量別おすすめラインキング
ポータブル電源は用途によって必要な容量が変わります。
この記事では、定格出力別に3つのグループにわけて、それぞれのおすすめベスト3のポータブル電源をご紹介します。
なお、充放電サイクル数が同数の場合は、容量や定格出力の能力が上のものを上位とします。
定格出力2000W以上(ファリミーキャンプや防災向け)
順位 | 商品名 | 充放電サイクル | 容量 定格出力 | 最大保証期間 |
1位 | EcoFlow DELTA Pro | 3500回 | 3600Wh (3000W) | 5年 |
2位 | FOSSiBOT F2400 | 3500回 | 2048Wh (2400W) | 4年 |
3位 | BLUETTI AC200MAX | 3500回 | 2048Wh (2200W) | 4年 |
3位 | BLUETTI EB200P | 3500回 | 2048Wh (2200W) | 2年 |
大容量のポータブル電源では、充放電サイクルも3500回とかなりの長寿命バッテリーがランクインとなっています。
ファミリーキャンプでの複数泊や、災害対策も3日程度であれば十分な容量を兼ね備えています。
EcoFlow DELTA Pro
定価(税込み) | 440,00円 |
サイズ | 635×285×416(mm) |
重量 | 45kg |
電気容量 | 3,600Wh |
定格出力 | 3,000W |
出力ポート | AC×5 シガーソケット×1 DC5521×2 USB-A×4 USB-C×2 アンダーソンコネクター×1 |
利用目安 | スマホ充電 約313回 車載冷蔵庫 約114時間 |
製品ページ | EcoFlow DELTA Pro製品情報(公式サイト) |
EcoFlow史上最高級のスペック。
アプリ制御で外出先からも操作可能です。
公式サイトから購入で最大5年の保証が魅力的です。
EcoFlow DELTA Proの口コミは、こちらのページにまとめてあります。
EcoFlow DELTA Proをおすすめしない人
- 大容量のポータブル電源を使う必要ない人
- 製品を正しく使うことができない人
EcoFlow DELTA Proをおすすめする人
- 最高レベルのスペックのポータブル電源を検討している人
- ファミリーキャンプや長時間の屋外作業を趣味にしている人
- 防災対策として大容量のポータブル電源を検討している人
EcoFlow史上最高スペックで圧倒的な出力と容量
FOSSiBOT F2400
料金(税込み) | 218,000円 |
サイズ | 386×284×321(mm) |
重量 | 22kg |
電気容量 | 2048Wh |
定格出力 | 2400W |
出力ポート | AC×6 シガーソケット×1 DC×2 XT60×1 USB-A×2 USB-C×4 |
利用目安 | スマホ充電 約174回 冷蔵庫60W 約29時間 |
製品ページ | FOSSiBOT F2400製品情報(公式サイト) |
2色展開(ブラック、グリーン)。
生活防水だから悪天候も心配ありません。
急速充電とUPS機能があり、万が一の時でも安心です。
FOSSiBOT F2400をおすすめしない人
- メーカーを気にする人
- 製品を正しく使うことができない人
FOSSiBOT F2400をおすすめする人
- 大容量のポータブル電源で安心感を求める人
- 生活防水機能が欲しい人
- 普段使いでUPS機能がほしい人
BLUETTI AC200MAX
料金(税込み) | 249,980円 |
サイズ | 440×296×387.5(mm) |
重量 | 28.1kg |
電気容量 | 2048Wh |
定格出力 | 2200W |
出力ポート | ACⅹ5 シガーソケットⅹ1 DC5521×2 USBⅹ5 |
利用目安 | スマホ充電 約126回 電動工具80W 約20時間 |
製品ページ | BLUETTI AC200MAX製品情報(公式サイト) |
拡張バッテリーを接続ることで、さらに容量が追加できます。
公式サイト購入で合計4年の保証付き。
BLUETTI AC200MAXの口コミは、こちらのページにまとめてあります。
BLUETTI AC200MAXをおすすめしない人
- ポータブル電源の重さを気にする人
- 製品を正しく使うことができない人
BLUETTI AC200MAXをおすすめする人
- 大容量のポータブル電源で安心感を求める人
- リン酸鉄リチウムイオン電池による長寿命バッテリーが欲しい人
- アプリで遠隔操作をしたい人
公式サイトなら配送料無料で30日間の返金保証付き
BLUETTI EB200P
料金(税込み) | 249,980円 |
サイズ | 440×296×387.5(mm) |
重量 | 28.1kg |
電気容量 | 2048Wh |
定格出力 | 2200W |
出力ポート | ACⅹ6 シガーソケットⅹ1 DC5521×2 USBⅹ5 |
利用目安 | スマホ充電 約200回 電動工具80W 約21時間 |
製品ページ | BLUETTI EB200P製品情報(公式サイト) |
省エネルギー管理システムによる「ECOモード」を搭載。
無駄な消費電力を30%カットし、自動的にAC出力がオフになる機能もあります。
大容量なのに急速充電も可能です。
BLUETTI EB200Pをおすすめしない人
- ポータブル電源の重さを気にする人
- 製品を正しく使うことができない人
BLUETTI EB200Pをおすすめする人
- 大容量のポータブル電源で安心感を求める人
- リン酸鉄リチウムイオン電池による長寿命バッテリーが欲しい人
- ECOモードで電力を節約したい人
公式サイトなら配送料無料で30日間の返金保証付き
定格出力1000W~2000W(車中泊や普段使い向け)
順位 | 商品名 | 充放電サイクル | 容量 (定格出力) | 最大保証期間 |
1位 | Anker 757 | 3000回 | 1229Wh (1500W) | 5年 |
2位 | EcoFlow DELTA2 | 3000回 | 1024Wh (1500W) | 5年 |
3位 | Evopow 1000 | 3000回 | 940Wh (1000W) | 3年 |
車中泊や普段使いなら、このサイズが良いでしょう。
充放電サイクルが3000回もあるので、2日に1回充電しても16年は使える計算です。
Anker 757
定価(税込み) | 169,900円 |
サイズ | 463×288×237(mm) |
重量 | 19.9kg |
電気容量 | 1,229Wh |
定格出力 | 1,500W |
出力ポート | ACⅹ6 シガーソケットⅹ1 USBⅹ6 |
利用目安 | スマホ充電 約149回 電気毛布 約18時間 |
製品ページ | Anker757製品販売サイト |
業界トップクラスの最大5年保証。
満充電までわずか1.5時間です。
バッテリーだけでなく、フレーム構造が金属で高い耐久性を実現しています。
Anker757の口コミは、こちらのページにまとめてあります。
Anker 757をおすすめしない人
- 持ち運びをすることがあり重量を気にする人
- 製品を正しく使うことができない人
Anker 757をおすすめする人
- 防災や停電対策として長寿命のポータブル電源が必要な人
- ソロキャンプやDIYなど趣味が多い人
- 最大5年のメーカー保証がほしい人
公式サイトで最大5年保証付き!
EcoFlow DELTA2
料金(税込み) | 143,000円 |
サイズ | 400×211×281(mm) |
重量 | 12kg |
電気容量 | 1,024Wh |
定格出力 | 1,500W |
出力ポート | ACⅹ6 シガーソケットⅹ1 DC5521ⅹ2 USBⅹ6 |
利用目安 | スマホ充電 約89回 車載冷蔵庫 約32時間 |
製品ページ | EcoFlow DELTA 2製品情報(公式サイト) |
EcoFlow社製の急速充電は業界屈指のスピードです。
非常用電源機能(EPS)付き。
専用エクストラバッテリーで容量を2倍にできます。
EcoFlow DELTA2の口コミは、こちらのページにまとめてあります。
EcoFlow DELTA 2をおすすめしない人
- 大容量のポータブル電源を使う必要ない人
- 製品を正しく使うことができない人
EcoFlow DELTA 2をおすすめする人
- 充電時間が早いポータブル電源を検討している人
- キャンプやDIYを趣味にしている人
- 防災対策として大容量のポータブル電源を検討している人
業界最速の充電速度、さらに遠隔操作も可能
EVOPOW 1000
定価(税込み) | 129,800円 |
サイズ | 330×244×245(mm) |
重量 | 10.2kg |
電気容量 | 940Wh |
定格出力 | 1,000W |
出力ポート | ACⅹ3 DCⅹ3 USBⅹ4 |
利用目安 | 電気毛布 約15時間 車載冷蔵庫 約41時間 |
公式サイト | https://www.evopow.net/ |
購入サイト | 正規販売店 ・Amazonショップ ・楽天ショップ |
同じ容量の他社製品よりも低価格が魅力のEVOPOW1000。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長寿命バッテリーを実現しています。
出力ポート数やLEDライトも充実し、コスパ良しです。
EVOPOW1000の口コミは、こちらのページにまとめてあります。
EVOPOW1000をおすすめしない人
- 老舗メーカーの安心感を求める人
- 製品を正しく使うことができない人
EVOPOW1000をおすすめする人
- コスパの良い大容量のポータブル電源を検討している人
- 長寿命バッテリーのポータブル電源を求める人
※公式サイトではなく、正規販売店のAmazonか楽天からの購入がおすすめです。
定格出力1000W未満(ソロキャンプやDIY向け)
商品名 | 充放電サイクル | 容量 (定格出力) | 最大保証期間 |
VTOMAN 600 | 3100回 | 640Wh (600W) | 3年 |
EcoFlow RIVER 2 Max | 3000回 | 512Wh (500W) | 5年 |
Evopow 600 | 3000回 | 515Wh (600W) | 3年 |
ソロキャンプやDIYでおすすめの容量です。
比較的価格も控えめのものが多いので、ポータブル電源の最初の導入機としても最適です。
VTOMAN JUMP 600
定価(税込み) | 86,000円 |
サイズ | 216×264×220(mm) |
重量 | 9.3kg |
電気容量 | 640Wh |
定格出力 | 600W |
出力ポート | ACⅹ4 シガーソケットⅹ1 DC×2 USBⅹ4 |
利用目安 | スマホ充電 約50回 小型冷蔵庫 約13時間 |
製品ページ | VTOMAN JUMP 600製品紹介ページはこちら |
車のバッテリーが上がった時に、ジャンプスターターソケットを接続することで車を始動できます。
拡張バッテリーを追加することで、容量を増やすことも可能です。
持ち手が収納できず、天面が平らにならないことが難点です。
VTOMAN JUMP 600の口コミは、こちらのページにまとめてあります。
VTOMAN JUMP 600をおすすめしない人
- 持ち運びが軽いポータブル電源を探している人
- 製品を正しく使うことができない人
VTOMAN JUMP 600をおすすめする人
- リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命バッテリーのポータブル電源がほしい人
- 万が一に備えてLEDライトも必要な人
- バッテリー拡張やジャンプスターター機能など多機能なポータブル電源がほしい人
EcoFlow RIVER 2 Max
料金(税込み) | 64,900円 |
サイズ | 269×259×196(mm) |
重量 | 6.1kg |
電気容量 | 512Wh |
定格出力 | 500W |
出力ポート | AC×4 シガーソケット×1 DC5521×2 USB-A×3 USB-C×1 |
利用目安 | スマホ充電 約26回 電気毛布 約8時間 |
製品ページ | EcoFlow RIVER 2 Max製品情報(公式サイト) |
メーカー発表によると、一般的なポータブル電源より5倍速く充電可能です。
X-Boostモードにより、一部機器に750Wまで電力を供給することができます。
公式サイトで、業界トップクラスの5年保証付き。
EcoFlow RIVER 2 Maxの口コミは、こちらのページにまとめてあります。
EcoFlow RIVER 2 Maxをおすすめしない人
- 価格だけでポータブル電源を選ぶ人
- 製品を正しく使うことができない人
EcoFlow RIVER 2 Maxをおすすめする人
- 充電時間が早いポータブル電源を検討している人
- 出力ポートの数が多いポータブル電源を探している人
- リン酸鉄リチウムイオン電池で安心感を求める人
業界最速の充電速度、さらに遠隔操作も可能
Evopow600
定価(税込み) | 59,900円 |
サイズ | 290×205×216(mm) |
重量 | 6.7kg |
電気容量 | 515Wh |
定格出力 | 600W |
出力ポート | ACⅹ2 シガーソケットⅹ1 DC5521×2 USBⅹ4 |
利用目安 | スマホ充電 約45回 車載冷蔵庫60W 約15時間 |
製品ページ | 正規販売店ページはこちら Amazonショップ、楽天ショップ |
折りたたみ可能な持ち手は、上部が平らになり物を置くことができます。
PD充電や照明も地味に嬉しいポイント。
口コミでは充電が遅いことが気になる方がいたようです
Evopow600の口コミは、こちらのページにまとめてあります。
Evopow 600をおすすめしない人
- 充電の速さを気にする人
- 製品を正しく使うことができない人
Evopow 600をおすすめする人
- PD充電(急速充電)の機能が必要な人
- ソロキャンプやDIYなど趣味が多い人
- デザイン性で選ぶ人
ポータブル電源を長持ちさせる使い方
フル充電で長期保管しない
ポータブル電源を長期保管する場合、フル充電での保管はおすすめしません。
反対に0%の空の状態での保管もおすすめしません。
これは、充電が100%でも0%でも、バッテリーに負荷がかかるからです。
バッテリーは、使用していなくても少しずつ充電が減っていきます。
そのため、60~80%程度で保管するのが最適です。
非常用であることも考慮すると、少なくとも3ヶ月に1度は充電を確認するとよいでしょう。
保管場所は一定の温度湿度で
ポータブル電源は高温多湿を嫌います。
ホコリが多い場所も保管に向いていません。
取扱説明書にも記載がありますが、使用の温度も0~40℃あたりの製品が多いです。
炎天下の車内に注意してください。
パススルーで使用しない
ポータブル電源に充電(入力)をしながら、使用機器を接続して出力することを「パススルー」と言います。
機能としてパススルー対応をしている製品がありますが、バッテリーへの負担が大きいので推奨はされていません。
よくある質問
- Qリン酸鉄リチウムイオン電池とは?
- A
+極材料にリン酸鉄リチウム(化学式:LiFePO4)を使った二次電池の一種です。
リチウム(Li)鉄(Fe)リン(P)を材料として使われます。この電池は、高いエネルギー密度、高いサイクル寿命、高い安全性を持ち、電気自動車や家庭用蓄電池などの分野での利用が期待されています。
また、リン酸鉄リチウムは比較的安価な材料であるため、コスト面でも優れています。
- Qなぜリン酸鉄リチウムイオン電池が長持ちするのか?
- A
サイクル寿命とカレンダー寿命も長くなります。
サイクル寿命は、充電→放電→充電→放電のサイクルをいいます。
カレンダー寿命は、使用できる経年劣化の寿命です。リン酸鉄リチウムイオン電池は、どちらの寿命が長くなるためバッテリーが長寿命になります。
- Qリン酸鉄リチウムイオン電池の寿命はどれくらいですか?
- A
寿命はサイクル数で比較されます。
サイクル数とは、「0%から100%まで充電し、100%から0%まで放電すること」を1サイクルとカウントします。通常のリチウムイオン電池は約500サイクルであるのに対し、リン酸鉄リチウムイオン電池は約2000サイクルです。
使用条件や環境によって異なりますが、寿命は約4倍となります。
- Qン酸鉄リチウムイオン電池の安全性について教えてください。
- A
リン酸鉄リチウムイオン電池は、他のリチウムイオン電池に比べて熱や衝撃に対する安全性が高いとされています。
特に、過充電や過放電時の安全性が向上しており、発火や爆発のリスクが低減されています。
リン酸鉄のポータブル電源のおすすめはこの3商品
長寿命のポータブル電源は、リン酸鉄リチウムイオン電池のものを選ぶのが良いことがわかりました。
寿命が長くなるので、メーカーサポートも最大保証期間になるように公式サイトを確認しておきましょう。
長持ちさせる3つのコツは、管理方法にあります。
- フル充電で長期保管しない
- 保管場所は一定の温度湿度で
- パススルーで使用しない
ポータブル電源は適切な使い方をすれば、10年以上使用することができます。
この記事でおすすめした以下のポータブル電源で、長期間楽しみましょう。
定格出力2000W以上(ファリミーキャンプや防災向け)
1位:EcoFlow DELTA Pro → 口コミを確認する
定格出力1000W~2000W(車中泊や普段使い向け)
1位:Anker 757 → 口コミを確認する
定格出力1000W未満(ソロキャンプやDIY向け)
1位:VTOMAN 600 → 口コミを確認する